7月31日(土)魂供会(こんごえ)をおつとめしました。
コロナ渦は収まってはいませんが、十分に感染対策を施して実施しました。
「こんご」は、能登半島の石動山(せきどうさん)を望む一円に古くから伝わる夏の行事です。中世、山岳信仰の拠点として栄えた石川県中能登町と富山県氷見市にまたがる石動山周辺の地域に宗派を問わず伝わる行事で、富山県では氷見市北部の寺院だけが関わっています。「魂供」や「魂迎」、または「金剛」など書き方は寺によってまちまちですが、「こんご」または「こんごう」で通じています。
昔、簡単には実家に遊びに帰ることができなかった嫁も、「実家の寺のこんごに参る」と言えば大手を振って実家に帰ることができたということで大切にされ、大勢のお参りをいただいてきた行事でもあります。
「魂」とかおよそ浄土真宗らしくない名前ですが、特別なことをする訳ではありません。
正信偈をお勤めして御講師のお話を聞くという浄土真宗の通常の法座です。
今回は小矢部市からお越しいただいた立川証師にお話をいただきました。